Cross Talk

経営幹部座談会

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恒和システムの理念「しあわせに、まっすぐ。」を体現するのは、社員だけではなく、幹部たちも同じです。現場を経験してきたからこそ語れるリアルな声、そして会社の未来に向けたビジョン。幹部座談会では、恒和システムを導く立場から見た「人と組織のあり方」について語り合いました。

  • 01

    平野代表

    代表取締役 平野仁美

    入社後からバックオフィスの担当として採用や経理などを担当。2代目の社長の後を継ぎ代表取締役に就任。社員の声を大切にした会社づくりに努めている。

  • 02

    取締役 吉田麻衣子

    取締役 吉田麻衣子

    SEとして20年以上恒和システムで活躍し、その後取締役に就任。人材開発や育成の領域を担い、プロジェクトを推進している。

  • 03

    取締役 飯沼崇夫

    取締役 飯沼崇夫

    SEとして働きつつ、自身が中心となりお客様の開拓の実績を創り上げる。取締役へ就任後も、現場でお客様との繋がりを大切に、新しい事業や領域の構築へ挑戦している。

歴史が紡いできた、
「育てる」という文化。

「未経験からでも安心して働き始められる」という環境づくりは、いつから始められたのですか?

  • 平野

    平野

    実は、昔からこの育てる環境が充実していたわけではありません。世の中の企業が何万社もある中で、選んでもらうためには、何か特徴を打ち出さないといけないと思ったのが始まりです。そこで出てきたのが「未経験OK」。数十年前はそういったIT系の会社は珍しかったので、様々な方に興味を持っていただくことができました。

  • 飯沼

    飯沼

    僕もこの会社に出会ったとき一番目にとまったのは「教育します」という言葉でした。まともにパソコンを触ったことがなかったので正直不安もありましたが、他のIT系の会社で未経験を募集しているところは珍しかったんですよ。それに、文系でも手に職をつけたいという思いがあったのでここに入社することを決めました。

  • 吉田

    吉田

    私も学生時代は完全に文系でした(笑)。最初はIT業界にすら興味はなかったですが、大学生のときの私は何もできることがなくて、そのときに「育てます」ということを当時採用担当としてやっていた平野さんから言われて、「ここでならやっていけるかも」と思ったのを覚えています。

  • 平野

    平野

    「未経験OK」や「教育体制」が魅力に映って入ってくれる方も多いですが、結局最後に入社の決め手として多いのは「人」。当社の強い魅力です。今後は、より組織や会社としての魅力をつけていきたいですね。既に有名で大きな会社の真似をするのではなく、採用活動においても、事業活動においても、人の心に残る会社になっていきたいです。今も、私たちらしいユニークな福利厚生や面白い組織文化があります。今後は、社内でとどまっているこのような魅力を社外にも発信して、共感していただける人を増やしたいですね。

インタビュー中の様子

誠実さを貫くことで、
選ばれ続けてきた。

お客様からの信頼があるからこそ創業してもうすぐで50年を迎えるのだと思いますが、恒和システムが選ばれ続けてきた秘訣は何なのでしょうか?

  • 飯沼

    飯沼

    お客様のオーダーに対して、応え続けているからだと思います。それは技術的な面でも人間性的な面でも。私たちの仕事はシステムを保守/運用していくことメイン。実はシステムだけでなく、そのシステムを使って行われるお客様の業務についても詳しくないといけません。例えば、人事給与のシステムであれば、法律なども絡みますし、物流管理のシステムであれば、業界知識も必要になります。ただのシステム屋さんで終わってしまったらもったいない。より多くのお客様の力になれるよう、システムに関する技術力やスキルを磨くだけでなく、お客様の業務を理解しようと質問したり勉強したり…。その姿勢や人間性が、信頼へと繋がり、一度ご縁をいただいたら長くご依頼をいただいている理由なのではないでしょうか。

  • 平野

    平野

    恒和システムの社員は、「誠実な良い人」と思われている気がします。絶対に裏切らないといいますか…。当然、システムエンジニアとして備えておくべき知識や技術は持っていますが、それと同時に、安心して任せられる「人」が私たちの一番の強みであり、選んでいただいている理由だと思います。逆に言うと、そういう会社が少ないということです。自分たちの会社が赤字になると、任されたプロジェクトが終わっていなくても引き上げる会社もあるくらいですから…。確かに経営的な観点で言えば正しい判断なのかもしれませんが、私たちは決して逃げるようなことはしません。たとえ赤字になったとしても、お客様の依頼は最後までやり遂げる。その姿勢と積み重ねが、「恒和さんは絶対にやり遂げてくれるよね」という強固な信頼を築きあげているのだと思います。

  • 飯沼

    飯沼

    短期的に見たら正直痛手ではあります。ただ、その時点での損失判断で案件から撤退するのは逆に勇気がいりますし、私たちがまず築きあげたいのは信頼関係です。目の前のマイナスに囚われてその後の未来を失うよりも、たとえ一時的には損失になったとしても、その後も長く関係を続け、必要としてもらえるような会社でありたいと思っています。

  • 吉田

    吉田

    技術力だけでも人間力だけでもない、両方とも兼ね備えているのは、私たちの強みであり、今までもこれからも変わらず大切にしていきたいですね。

インタビュー中の様子

会社のためにも、社員のためにも、
事業をさらに拡大していく。

これまで誠実さを武器にお客様との関係を続けてきたと思いますが、今後は会社としてどのような未来を目指していくのでしょうか?

  • 飯沼

    飯沼

    まず、長年のお付き合いを続けてきているお客様に関していうと、「もう一歩踏み込みたい」というのが今考えていることです。私たちの仕事はBtoBビジネス。お客様のさらにその先にもお客様がいます。そのお客様のお客様を、どうやったら増やして行けるのかを一緒に考え、実行支援をしたいんですよね。例えば、人事給与のシステムを他社に販売するお客様。社内用に作成したシステムを他社向けにも転用するとなると、パッケージ化したり、マーケティング戦略を練ったりということが必要になります。正直ハードルが高い領域ではありますが、この挑戦をするからこそ、“本当の意味でのパートナー”になれるのではないかなと。こういった一歩先のことを今後は一緒に考えていきたいなと思っていますし、会社としても更に大きくして行きたいです。

  • 吉田

    吉田

    そのためにもまずは一緒にその成長を創っていく仲間を増やし、育てることが必要ですよね。更にそれだけでなく、社員の自己実現という観点でも、社員自身のやってみたいことが、お客様の求めている価値にもフィットする、このカタチを理想として追いかけて行きたいです。そのためには、今いるお客様だけでなく、新たなお客様を増やしていくことも必要だと思っています。具体的な方法はこれから検討していきますが、常駐先の会社の担当の方が、別の会社に転職して、その会社の担当者として相談をしてくれたことがありました。「新しいお客様って、人と人との繋がりで増えていくんだ」というのを感じたんですよね。そのとき、所属する会社や、仕事内容が変わったとしても、何かあったら相談してもらえるような関係の構築と価値の提供をしていきたいと強く感じました。総じて、社員のやりたいことも叶えられて、お客様からも価値を感じ、喜んでいただける。そんな会社を目指したいです。

  • 平野

    平野

    そうですね。事業を拡大することが一番の目標ではないですが、社員の夢を叶えたり、更なる利益の還元をするためには、ある程度規模が大きくないとできないというのも事実です。でも、ただ会社や事業を拡大して、社員が疲弊したり、やりたいことができなくなったりするのは本末転倒だと思うんです。お客様に対する貢献と、社員にとっての利益は、すべてイコールじゃないとおかしいと思うので。ただ、その理想の会社に近づくためには、仲間を増やすと同時に、社員一人ひとりのレベルアップが必要です。それを応援するのが私たちの使命だと思っています。

インタビュー中の様子

グレーを楽しみながら、
思う存分挑戦を。

最後に、経営を担うお三方から、未来の仲間に対して期待することを教えてください!

  • 平野

    平野

    うちの仕組みや環境を最大限生かして、のびのびと働いて欲しいと思います。世の中って、白か黒かという二者択一になりがち。例えば仕事優先か、プライベート優先か、など…。でも、そうではなくて、どっちも取りをして欲しいですし、そうなれる会社でありたいと思っています。「働くときは全力で働いて、休むときは全力で休む」。どちらかではなく、どちらも選択するという当社の働き方は、まさに「どっちも取り」と言えます。

  • 飯沼

    飯沼

    ルールで縛ったり、上から統制するのではなく、社員一人ひとりが自分で考える余白の重要性を感じます。のびのびする余白がないと、人間は本来発揮できる価値が発揮できませんからね。会社として、最低限のルールや判断基準はもちろんありますが、本当にやりたいことや必要だと思うことがあるのであれば、そのルールをも突破し、新しいものを生み出して欲しいですね。

  • 吉田

    吉田

    社員に「選んで良かった」と思ってもらえる会社でありたいです。そのために、私たちがやるべきは仕組みや風土を創ることだと思っています。自分で決めたり、自由に動いたりすることは、責任が伴います。もしかすると、それが怖さや不安に繋がる人がいるかもしれません。でも、だからこそ、役員である私たちが率先して挑戦する姿勢を見せていきたいです。“自信”というのは最初からなくていいと思っているので、是非先輩たちが失敗しているところを見て、勇気をもらって、次は皆さんが挑戦をしてくれたら嬉しいです。

  • 飯沼

    飯沼

    やらないと成果はでないし、失敗するかどうかも分からないですからね。失敗できる領域は先輩がちゃんと作ってくれるので、まずはそのフィールドで安心して挑戦してみてください。

  • 平野

    平野

    この会社は「非・常識」の文化です。「世間の常識」に囚われず、思うことはどんどんチャレンジしてみてください。失敗したとしても、責任はこちらで引き受けます。できないことや失敗することは決して格好悪いことではありません。受け皿もありますし、失敗した人を責めたり見捨てたりするような人は、いないので。やりたいことを叶え、なりたい自分になる。恒和システムだからこそできる挑戦を、一緒にして行きましょう!

インタビュー中の様子

さあ、
ココロもフトコロも
豊かに働こう